大型の鞄用の取っ手です。
重量がかかった時に、中央部はあまり変形しないで
両端が少しだけ撓るようにと考えて作ってみました。
二枚の床面同士を張り合わせたベルトを準備します。
芯にする革を接着して、先に金具を取り付けるため
部分的に小端の仕上げをしておきます。
金具を取り付けてベルトを接着します。
補強のために縫い合わせます。
芯にする竹をあぶって曲げた後、削って整形します。
竹の芯をベルトに接着します。
芯の湾曲に沿ってベルトを接着するために
固まるまで糸で金具同士を引っ張って固定しています。
竹芯の両脇に高さ合わせの革を接着します。
接着した革を芯に合わせて削って整形したところです。
上下に貼り付ける部品を、両端部をすいて準備します。
貼り付けたところです。
削って形を整えます。
外側に巻きつける部品を裁断します。
充分湿らせて巻きつけ、乾燥させます。
ほぼ乾燥して形が整ったら取り外して完全に乾燥させ、
同時に小端の仕上げもしておきます。
縫い位置をマーキングしてから接着します。
縫い合わせたところです。
不要な部分を切り落として、小端仕上げをして完成です。
この後、仕上げをしてから鞄に取り付けます。
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