トートバッグを作る Jan.30,2004





こんな感じのトートバッグを作ろうと思いつきました。
べつに余った革がもったいないので、つなぎ合わせて使おうと考えたわけでもなく
いったいどんな材料取りをしてるんだろうと
見る人を考え込ませようという屈折した意図があったわけでもなく
ただ、思いついてしまったっていうだけなんですけどね。


いくらなんでもこの形状をいきなり革にけがくのは無理なので
まず型紙を作りました。



まず材料を粗取りします。
胴は芯無し裏無しでこのデザインなので
型崩れしないように材料取りの方向に注意します。
というほど大きな革があったわけじゃないのですが・・・

正面に来る濃い色の革は
背筋の皺のところを利用して模様になるようにしました。



材料取りした革を揉んで
しぼを付けます。



裏面にマークと作品番号を印字します。



裏面の床を仕上げます。



胴の部分を型紙から写して、さらに縫い穴を開けます。



切り出します。



必要な部分をすきます。



小端を仕上げます。



縫い合わせます。



縫い合わせます。



さらに縫い合わせます。



上部の折り返し部分を縫います。



最初と最後の胴の部分を縫い合わせま・・・
あれっ?
重なりが反対だぁ



で、一旦ほどいて縫い直します。
これが正しい合わせ方



胴がまるくつながりました。



底の内側になる革を切り出したところです。



底の外側になる革を切り出したところです。



それぞれ小端を仕上げます。



芯材に黒い革を貼って底芯を作ります。



芯と外側の革を縫い合わせます。



裏側から見たところです。



底鋲を打ちます。



底の内側になる革を貼り付けます。



胴と底を縫い合わせます。



どんどん縫い合わせます。



底が付きました。



内側から見たところです。



金具の裏当てを作ります。



金具を取り付けて
裏当てを縫い付けます。



持ち手を作ります。
革を裏表張り合わせて切り出し
縫い合わせてゆきます。



持ち手の小端を仕上げます。



持ち手を本体に取り付けて
仕上げをして出来上がりです。






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