10.あとがき
<9.そうだ闘病記の執筆をしよう> 00 <目次> 00 <11.失語症者の職場復帰における課題と言語聴覚士の役割>



 まだまだ言葉にできない思いがある。
 短い文章ならば適切でない表現かもしれないが書くことができる。それを積み上げていって闘病記として完成させた。
 健康を回復してみて(してないのかもしれないが)どんどんすっきりしてゆくこと、今以上それ以上に、はっきりすっきりしてゆくこと、こんな経験はめったなことでは味わうことができない。貴重な体験をすることができたと思う。
 ここまで回復できたのは、かみさん、長女、次女、皆で支えてくれたおかげだ。特に、かみさんは、より良い方法と思うとそれを実践させてくれた。まぁ期待を裏切ったことも多々あるのだが。
 それから暖かく辛抱強く見守ってくれた職場の皆、脳ドックで私の脳腫瘍を発見してくださった県立中央病院の先生、手術等でお世話になった大学病院の先生方、看護師のみなさん、PTの先生、最後にリハビリに付き合ってもらっているSTの先生にお礼を申し上げたい。特にSTの先生には貴重なリハビリの記録や経過データを快く提供してもらった。ありがとうございます。
 最後にお願いといっては無責任すぎる感じがするが、手術とその後のリハビリが深くかかわっているため、Dr.とSTが対等な立場で議論できるようにするとか、その患者に関連する様々な分野のDr.とST、PT、OT、看護師とさらに患者本人が一緒になってミーティングを開けるような環境を、ぜひ実現してほしいと思う。



<9.そうだ闘病記の執筆をしよう> 00 <目次> 00 <11.失語症者の職場復帰における課題と言語聴覚士の役割>