2016年8月で悪性脳腫瘍の手術から9年が経過した。まだ再発はしていない。絶賛生存中ってとこかな。 主治医が大学病院を退官して、17.「 X + 8year 」の記事に出てくる、エクサブレート・ニューロがある市内の個人病院に移った。その病院でも研究の傍ら外来の診察はするとのことなので、私も主治医について行くことにした。 言葉の問題は、平均してみれば改善は見られているものの、いつも以上に調子が悪いときと、いつもどおりに調子が悪い(良いではなく「悪い」だ)ときと、波がある。いつもどおりに調子が悪いときでも、だんだん改善してきつつある。 2008年11月3日(月)に書いた、1983年に交通事故に遭い自ら失語症を患ったことのある言語聴覚士(ST)にメールしたときの答えは、 「ご自分の失語症状を自覚できる人は悩み大と思います。私も悩み苦しんだ時期が長くありました。一番辛かったのは、「失語症を解ってくれる人がいなかった」ことです。失語症は治りません。でも、最大限良くはなって行きます。私は失語症になって25年ですが、いまだに回復している状態だと自覚しています。去年より今の方が良い、そう思っています」 確かにあの当時と比べるとだいぶ良くなってきていることが実感できる。失語症は治らないのが現実かもしれないが、どうしても治りたい、治してやると思う。 |
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